石綿災害と補償、救済相談
肺がん・中皮腫・石綿(アスベスト)不安、心配ありませんか?
■石綿とは
綿や羊毛など繊維をうまく利用してきた人間は、鉱物をほぐすと糸のようになり
それを織ることにより布のようになり、しかも燃焼しなく保温性のある鉱物の繊維を
石綿(アスベスト)と呼んで昔から日用品などに利用してきました。
あらためて[竹取物語]を読んでみて「火鼠の皮衣」が出てきますが
石綿布であると思われ、古くから使われていたことが分かります。
世界で使用されてきた石綿の9割以上が、
蛇紋石族のクリソタイルという鉱物であるといわれています。
断熱材や吹き付けなどに大量使用された角閃石族のアモサイト、クロシドライトは、
労働者や鉱山付近の住民に中皮腫などの被害をもたらしました。
潜伏期間30〜50年
業務上の石綿災害は労災法で対応
■労災法以外の補償、救済
法律の施行後、認定申請を行わないで亡くなった場合、
救済給付を受けることが出来ない。
したがって、アスベストの可能性がある診断をされた場合は、
早めに申請の手続きをすることが重要!
申請中死亡者に係る決定
認定の申請中に死亡した場合は、その遺族の申請に基づいて認定決定を行うことが
出来ると定められています。(法律第5条第1項)
【例】
専業主婦が夫の作業着を洗濯、その時付着した石綿を吸い込んだことが原因で
肺がんや中皮腫になった場合対象になります。
・良性石綿胸水(救済給付にはなし)
・中皮腫、石綿起因性肺がん、石綿肺、びんまん性胸膜肥厚
■給付内容
→自己負担なしで治療が受けられます。
→休業補償給付(生活費の確保ができます)
→遺族補償年金または一時金
→5年の時効経過した人も[特別遺族給付金]で救済!
【例】
特別遺族年金 原則1年間240万円の支給
または
特別遺族一時金=1200万円
石綿に覚えのある人、心配な人(30〜50年後に発症の可能性)
アスベストご相談ください!
社労士新潟年金研究所=新潟労働局石綿調査員経歴
労災保険対象外の人も[救済給付]で対応!
■参考資料
厚生労働省資料、石綿ばく露と石綿関連疾患(森永謙二編)を
参考資料とさせていただきました。